B型を迷うのは自然なことです
B型作業所を検討していると、
- 「自分に合うのかな」
- 「続けられるだろうか」
- 「行ったことで将来につながるのか」
といった不安が出てきます。
結論から言うと、B型は「働けない人の場所」ではありません。
むしろ、いまは一般就労が難しくても、働き直すために生活と自信を整える場所です。
この記事では、B型で働く意義を「現実的に」整理し、迷いを減らすヒントをまとめます。
B型作業所とは?ひとことで言うと
就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに、福祉サービスとして
- 作業の機会
- 支援(体調・生活面のサポート)
- 日中の居場所
を受けながら「働く」場所です。
いきなり就職を目指すのではなく、“働ける状態”をつくり直すことが中心になります。
B型で働く意義 7選(「今の自分」に効くメリット)
1)生活リズムを、無理なく整えられる
働く以前に、起きる・身支度する・外に出るだけでも負荷は高いものです。
B型は、週1回・午前だけなど、少ない通所から始められる場合があり、生活を崩さずに整え直すことができます。
2)“働く感覚”を取り戻せる
復帰で本当に難しいのは、スキルよりも
- 指示を受けて動く
- 周囲と同じ空間にいる
- 疲れ方を知る
といった「働く感覚」です。
B型は、慣らし運転ができる環境として価値があります。
3)崩れても戻れる(折れにくい設計)
一般就労では欠勤が続くと退職に直結しがちです。
B型は支援員が関わるため、体調が落ちた時も
- 休む
- 調整する
- 再スタートする
という形を取りやすく、“折れて終わり”になりにくいのが強みです。
4)自己肯定感が回復しやすい
B型を検討している人ほど、過去に
- 面接で落ち続けた
- 叱責された
- 迷惑をかけたと思い込んでいる
など「自分はダメだ」という感覚を抱えていることがあります。
B型は成果よりも “できた”の積み上げをつくり直せます。
5)得意・苦手が「仕事の形」で分かる
自己理解は紙の上だけでは深まりません。
実際にやってみることで、
- これは疲れにくい
- これは音がつらい
- これは集中できる
といった“自分に合う条件”が具体化します。
6)次の選択肢につなげやすい
B型はゴールではなく、土台として機能します。
- B型で生活を整える
- A型や就労移行へ移る
- 一般就労へつなぐ
という段階が合う人も多く、「焦って失敗を重ねる」より現実的です。
7)社会との接点を守れる
引きこもりが長期化すると、孤立そのものがリスクになります。
B型で人と会い、役割を持つことは、社会復帰というより健康維持に近い意味があります。
お金(工賃)の話:知らないまま始めるとギャップが大きい
ここは誤解が多い部分なので、事前に整理しておきます。
B型では給与ではなく、工賃という仕組みで作業に応じた支払いがあります。
金額は事業所・作業内容・参加日数で幅がありますが、一般的な「賃金」と同じ感覚で想像すると、ギャップが出ることがあります。
大事なのは、
工賃は「生活費の柱」というより、
社会参加を続けた結果としての対価の要素が強い
という点です。
「行けば生活できるようになる」と期待するとつらくなりやすいので、見学時に
- 工賃の目安
- 交通費の扱い
- 通所ペースの想定
は必ず確認しておくのがおすすめです。
B型に向いている人(チェックリスト)
- 体調の波が大きい
- 通所が安定しない
- 対人ストレスが強い
- 外出そのものが負荷
- 生活リズムが崩れている
- 就活をすると気持ちが落ちる
まとめ:B型は「働き直すための土台」
B型の価値は「お金」だけでは測れません。
B型で得られるのは主にこの4つです。
- 生活リズム
- 働く感覚
- 自信
- 次の選択肢
“頑張れる場所”より、戻ってこられる場所が必要な時期があります。
B型は、その時期に合うととても強い選択肢になります。

